この記事では、『男の5つのステージ|器の小さい男から器の大きな男へ変わるための指標』というテーマをお送りします。
もしも今、
- 俺って器が小さい男だな…
- どうしたら器の大きな男になれるのかな?
と感じているなら、ぜひステージ理論を採用しましょう。
ステージ理論は「器の大きな男」になるための、自分を客観視する指標になります。
自分がいるステージがどこなのか分かれば、そしてどこを目指せば良いのか分かれば…
ステージを上げていくための行動ができます。
それでは早速みていきましょう。
男の器の大きさはステージで決まる
ステージ理論とは、男の器の成長段階を表したもので、次の5つのステージで構成されています。
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ステージ0絶望感漂いながら生きる男何もかもやりたくない段階
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ステージ1惰性に流され生きる男生活するために、仕方がなくイヤイヤやる段階
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ステージ2欲望・願望を満たすために生きる男自分の欲望や夢を実現するために、工夫しながら楽しめる段階
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ステージ3他者の幸せに貢献するために生きる男人のお役に立てることに喜びがある段階
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ステージ4使命に燃え世のために生きる男人生に迷いがなく、自分が輝き、周りも世間も明るく照らす段階
基本的には、ステージ0→1→2→3→4という風に、下のステージから順番に積み上がっていきます。
そして、上のステージに行けば行くほど、「男の器」も大きくなっていきます。
男のステージ理論を採用するメリット
ステージ理論の採用をオススメする理由。それは、
そして、見方が変わると悩みごとが減ります。
東京スカイツリーを思い出してみてください。一階から見る景色と頂上から見る景色は全然違いますよね。
地上だと目の前の建物くらいしか見えませんが、高いところに登った方が遠くまで一望できます。
ステージも同じで、高いステージになるほど視野も広がり、たとえ問題が解決していなくても、そもそも悩みじゃなくなってしまうのです。
実はこういう現象、意外と体験したことある人は多いかもしれません。
【事例】ステージが上がると悩みが悩みじゃなくなる
たとえば、僕は思春期の頃に「とあるコンプレックス」を抱えていました。
そのコンプレックスが「下半身だけ異常に毛深いこと」。
明らかに神様の設計ミス。上半身は平成、下半身は原始という時代錯誤ボディだったのです。
アオハル時代の僕は友人たちからスネ毛にガムテープを貼られ、思いっきり引っ張られるという悪夢の遊びを何度も体験しました。
友人にイジられる度、僕のコンプレックスは加速していきました。「こんなすね毛では彼女なんて絶対にできない」と強い思い込みに駆られていたのです。
しかし、脱毛もすることなく結婚して子供も生まれた今…
「まじでどうでもいいことに悩んでいた」と思います。
昔は悩んでいたけど、今はまったく悩まないことって、誰でも一つは必ずあると思います。
男のステージ理論を採用するデメリット
- ステージの上下に優劣つけないこと
- 低いステージを目指すこと
なぜこの2つは注意した方がいいのでしょうか?
【注意点1】ステージの上下に優劣つけないこと
もしかすると「ステージ」と聞いた人の中には、
- 上のステージは優れてる
- 下のステージは劣ってる
という風に、過去の僕と同じ考えを持つ方もいるかもしれません。(昔の僕はそうでした。)
もしそう感じたなら、すでに「優劣で判断する器の小さな男」という落とし穴にハマっています。
実はステージはどんな人であれ必ず上下します。
つまり、上のステージに到達したからといって、ずっとそのステージにいれるわけじゃないんです。
たとえステージが上がったとしても、人や環境、習慣によって必ず下がることがあります。
また、どんな人であっても、スタートは地点は下のステージから。
上のステージに行けるのは、たまたま他の人よりもスイッチがONにキッカケが早く訪れただけなのか。
つまり、どんな人もキッカケがあればステージを上げていけるのです。
優劣よりも、理想の自分を見据えて「ただひたすらステージを高めること」が重要になってきます。
【注意点2】低いステージを目指すこと
器の大きな男になるためには、より上位のステージを目指すことが必要です。ただ、中には昔の僕のように思う人もいるかもしれません。
実はこれも落とし穴。
低いところを目指すよりも最初から高いところを目指したほうが、勝手にその他のステージも通過することになります。
たとえば、新幹線で福岡から東京に行く場面を想像してみてください。
最初から終点が東京の新幹線に乗れば、途中の新大阪、名古屋、新横浜も勝手に経由します。
でも新大阪着の新幹線に乗ると、新大阪で乗り換える路線調べたり、乗車待ちが発生したり、無駄に労力がかかります。
たとえ新横浜に行きたいとしても、最初から東京行きの新幹線に乗ったほうが、余計なことを考えなくて済みます。
これと同じで、途中のステージを目指すよりも、一番上のステージを目指したほうが、結果的に他のステージも通過できるのです。
男の自分磨き 5つのステージの特徴
【ステージ0】絶望感漂いながら生きる男
口グセは「どうでもいいや」です。すべてに対して無関心かつ無気力。どんどん内へ内へと引きこもっていきます。
現状に一切の希望が見えず投げやりになって、自分自身も乱暴・粗末に扱い、自身の生活や幸せを顧みない状態です。
そのため人への感謝の気持ちよりも先に、恨み・妬み・嫉妬・復讐心が強く溢れてきます。
また場合によっては、超依存体質で、親のスネ(というか命まで)かじり尽くします。
自分の感情を一切抑えられないので、思い通りにならないことがあるとすぐキレたり、衝動的な破壊行動をとります。
自分も周りも敵。信じられるものなどこの世にない。そんなトゲトゲしい毎日を送っているステージです。
男の器の大きさは、「おちょこの裏」くらいです。
【ステージ1】惰性に流され生きる男
口グセは「どうせ〜」「〜のせいで」です。
たとえば
- どうせ僕なんて
- どうせやったって無理
- どうせ俺のせいだろ?
などがあります。
このステージでは
- 物欲を満たす
- 肉体的な欲求を満たす
などに強い関心があります。
今の生活を維持するために、楽して生きることを最優先。できるだけ手を抜こう(省エネモード)とします。
そのため、積極的に自分からスキルを高めたり、価値を創造したり、人のやくに立つことにあまり興味がありません。
あくまで指示まち。言われてからやる自分優先タイプです。
他者への思いやりに欠けたり、感謝の気持ちが弱く、追い込まれると言い訳して自己正当化したり、誰かに責任転嫁します。
「せい病ウイルス」に感染していて、被害者意識の塊になります。目の前の問題と向き合うよりも先に、責任転嫁する症状がでます。
- 相手が悪い
- 会社・環境が悪い
- 運命が悪い
と、すべて自分以外の外部要因のせいにしがちです。
自制することが苦手で、その時々の感情やテンションに振り回されやすく、言っていることとやっていることが違ったりします。
依存体質で自分が変わるよりも、周りが変わるのを待つ傾向があります。
不満・不安・ストレスをため込み自己嫌悪に陥る。現実逃避のために衝動的に発散する(ごまかす)。
そんな毎日を送っているステージです。
男の器の大きさは、「ビールグラス」くらいです。
【ステージ2】欲望・願望を満たすために生きる男
口グセは「〜がしたい」です。
たとえば
- 〇〇を学びたい
- 〇〇に参加したい
- 〇〇にやりたい
などがあります。
このステージは
- 自分のやり方への強いこだわり
- 物理的な自己実現
といった、形のある(目に見える)成功、物質的に豊かで自分の満足が埋められることに強い関心があります。
などに強い関心があります。
人生、仕事、恋愛などなどすべての結果は自己責任だと考えます。自らの手で切り開く意識が強いです。
そのため、好きなことを追求したり、得意なことの能力を伸ばすことに努力を惜しみません。
モチベーションも自分で高められるし、自制する努力もします。
自分の仕事は自分の手で工夫して楽しくできます。
創造的能力があり、知能的な仕事にやりがいを感じる毎日を送っているステージです。
男の器の大きさは、「一升瓶」くらいです。
【ステージ3】他者の幸せに貢献するために生きる男
口グセは「〜のために」です。
たとえば
- 妻のために
- 子供のために
- 会社のために
などがあります。
このステージは
- 自分の生き方・生き様
- 精神的な自己実現
といった、形のある(目に見える)成功よりも、形のない(目に見えない)成功といった、心の豊かさや喜びに強い関心があります。
自分が生まれてきた目的、人生の意味を深く求めます。
独自の人生観(信念・ポリシー・哲学) にそった生き方を心がけていて、自意識の強い欲望や自己満足感、悪い習慣・欠点などを克服しようと、自分磨きに励みます。
相手の幸せや喜びが自分の幸せになっているので、他者へ与えることが大好き。
相手に喜ばれることに幸せを感じるので、人の役に立てることを積極的に行います。
その結果、人が自然と集まってきます。
仕事と日常(プライベート)の区別があまりなく、生きがいに溢れる毎日を送っているステージです。
男の器の大きさは、「酒樽」くらいです。
【ステージ4】使命に燃えて生きる男
口グセは「せっかくなら(どうせやるなら)〜」です。
たとえば
- どうせやるなら徹底的にやってみよう!
- せっかくやるなら本気で取り組んでみよう!
- だったらこうしてみよう!
などがあります。
このステージは使命感に目覚め、まるで今の仕事は天から与えられた「天職」かのごとく働きます。
「世のため・人のために生きる」という確固たる意思(志)があり、今やっている仕事は、自らが生まれてきたお役目「天命」に通じていると確信し、お役目を全うしようとしています。
今やっていることや目の前の人に、心をこめて誠実に向き合います。
そのため、自己都合(損得、勝ち負け、好き嫌いなど)に左右されません。自分を越えようとします。
このステージの人は魂が燃えており、その光で周りを明るく照らせます。
一緒にいるだけで感化され、悩み事も吹き飛んだり、新しいアイディアが降ってきます。
燃えている魂から発せられる光で、周りを照らす働き方と生き方をして、至福な毎日を送っているステージです。
男の器の大きさは、「酒蔵」といっても過言ではないでしょう。
まとめ
最後にこの記事のまとめです。
今回お伝えしたテーマは『男の5つのステージ|器の小さい男から器の大きな男へ変わるための指標』でした。
ステージは以下のように5つあります。
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ステージ0絶望感漂いながら生きる男何もかもやりたくない段階
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ステージ1惰性に流され生きる男生活するために、仕方がなくイヤイヤやる段階
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ステージ2欲望・願望を満たすために生きる男自分の欲望や夢を実現するために、工夫しながら楽しめる段階
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ステージ3他者の幸せに貢献するために生きる男人のお役に立てることに喜びがある段階
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ステージ4使命に燃え世のために生きる男人生に迷いがなく、自分が輝き、周りも世間も明るく照らす段階
ステージは上がる(=成長する)ほど、モノの見方や捉え方が変わり、悩んでいたことが悩みじゃなくなります。
またどんどんステージを上げていくことで、男の器も大きくなっていきます。
ぜひ今回ご紹介したステージの考えを採用して、よろ一層男に磨きをかけていきましょう。
今回ご紹介したステージのお話は、これまで10,000人以上の人生ストーリーを聞いてきた経営コンサルタント「小田真嘉さん」から学んだ『人生の4つのステージ』が元になっています。
より詳しく知りたい方は、以下のリンクから無料書籍がダウンロードできますので、ぜひ読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

10年間で10職以上の転職経験を持つキャリアアドバイザー。多くの転職経験を通じて、「どんな仕事(内容)をするか」よりも、「どんな働き方(向き合い方)をするのか」かが手にする成果や人生の幸せを決めることに気づく。現在は「仕事辞めたい」と悩む人に向けて、働き方が変わり、市場価値の高い輝く仕事人になるための情報発信をしている。
